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教えて!となりのパートナーシップ#9 ゆかさん&たかしさん


連載インタビュー記事「教えて!となりのパートナーシップ」第9回!
今回は、前回インタビューさせていただいたきよっぴ&オトウからのご紹介です。ちゃきちゃきと楽しくおしゃべりするお二人がとっても魅力的でした!家の中を明るい雰囲気にしたい方、自分の気持ち・リクエストを伝えることへチャレンジしている方へ是非読んでいただきたいです。

それでは、お楽しみください!

パートナーシップにおける3つの学び

  • 話している状態が当たり前になるように話す。くだらないことから、自分の意見まで。
  • 相手を尊重する。こだわりを受け止め、期待しすぎない。
  • そのまま言うと喧嘩になりそうなことは、節をつけて言う。

 

ゆかさん&たかしさん・パートナーシップインタビュー

パートナーシップ歴&パートナーの素敵なところ

ゆか:パートナーシップ歴は8年目、2013年に出会い、2014年に結婚しました。最近パートナーを見ていいなと思ったのは、ご飯が炊けた後すぐにかき混ぜてくれたところ。夫はもともと台所仕事にはあまりかかわらない人で、最近仕事がおちついたからか、ご飯を自ら炊いてくれるようになり、それ自体も感動していました。さらに私の「ご飯は炊けたらすぐかき混ぜたほうがおいしい!」と思っていることを知ってくれて、頼んでいないのに自らかき混ぜたくれた姿に「良い!すごい~!」と思いました。
たかし:いつも明るいところですね。自分がどれだけ不機嫌でも、明るくいてくれて、助かってます!

パートナーシップの山や谷を教えて!

たかし:大きい山・谷、両方感じたこと無いかな。もう家出だー!離婚だー!はないし、悪くない状態が続いてる感じかな。
ゆか:私も、大きな山はあまり感じたことはないかな。今は毎日が楽しい。夫が家にいる時間が長くなり、おしゃべりする時間・一緒にご飯を食べる時間が増えて嬉しい。谷は、妊娠のつわりの時期と、子供が生まれて3-4ヶ月のときかな。お互い余裕がなくて、睡眠不足で、殺伐としてたね…。その時のエピソードで記憶に残っているのは、夜泣きが酷くて、抱っこしながらよく自作の歌を歌っていたのですが、ある日疲れた顔をして帰ってきた夫にその歌を歌ってみたところ、夫が力なく笑ってくれて。でもそれで肩の力が抜けて、すごく和んだんですよね。くだらないことでも夫が笑ってくれると私は嬉しくて、「これでいいんだ」とはっきり思った。そう思うくらい、笑わなくて殺伐としてたんですよね。睡眠不足で余裕がないときは、パートナーシップもうまくいくはずがないですね。

パートナーシップを高めるための秘訣は?

ゆか:会話の量が多いほうが良いと思うので、なるべく声をかけるようにしてる。
たかし:おっそういう意図が・・笑
ゆか:話さないのが普通になると、どんどん話さなくなっちゃう。話しているのが普通という状態を作りたい。距離感が近いほうが良いので、触れ合ってても違和感のない状態でいたいな。話しかけたときの返答や間で「機嫌悪いかな」ってなんとなく分かるから、そういう時こそ話しかけてる。
たかし:偉いね!!
ふーみん:偉いです…!私は機嫌が悪いと思ったら、そっと距離をおいちゃう。
たかし:私は、妻と結婚してうまくやっていけるかなと思ったのは、格好つけなくていいし、自然でいられると思ったから。このまま自然体で、コミュニケーションをとるということを続けたい。
ふーみん:お子さんがいると、二人で話す時間って取りにくくなると思うのですが、意図的に時間作ってますか?
たかし:子供と寝落ちするときもあるけど、起きてるときは、寝るまでおしゃべりしてますね。
ゆか::寝落ちしていても夫が帰ってくると少し起きていて、夫が寝室にきてから眠りにつくまでの20分、下手すると1時間くらい喋り続ける。夫の寝る時間を邪魔してる笑。あの時間は良い時間だね。

家事分担ってどうしてる?

たかし:妻はごはん作り・朝の家事・朝の子どもの宿題、私はそれ以外という感じ。内容よりは自分が動ける時間帯にできる家事、という感じで決めてるかな。
ゆか:こだわりがある方か、そこにいる方がやる感じかな。台所のこだわりは私、洗濯のこだわりは夫。私が洗濯すると、干し直したりしてます笑
たかし:決めていることは、家事・育児はどちらかに押し付けるのではなく、お互いでやっていくこと。子供が小さく、とにかく毎日を過ごすことで精一杯だったときから、家事育児を妻だけに任せるのではなく、一緒に関わってます。
ゆか:一人目を出産して復帰した直後、夜に仕事があった時期があり、夫が強制的に一人で子供を見る時間もあって。そうやって過ごしてきたから、今も夫にまるっと預けて大丈夫、という安心感があります。
ふーみん:お互いに気になることはどうするの?
たかし:僕は気になってるけど、言わない。
ゆか:夫の良いところは諦める所。私に出来ないことを期待しないこと。
たかし:パートナーシップを維持するために必要なことは、相手に期待しすぎないって大事だと思います。
ゆか:出来るときは頑張ろうとはしてる。そしてやると褒めてくれたりもする。
たかし:お礼を言うのは意識してるね。気付いた時に「ありがとう」って日常的に言う。
ゆか:そうそう、最近夫が沢山「ありがとう」と言ってくれる。このくらいで「ありがとう」って言ってくれるなら、またやっちゃおうかな!ってなります。
たかし:言葉で伝えるといいよね。
ゆか:あと、不満があるときに、節をつけて、面白く伝えてます。新聞で五・七・五で伝えると良いと載っていて、それを真似て。ダイレクトに伝えるとカチンとくることも、ちょっと伝え方に変化をつけるだけで、素直に受け取れることもある。
ふーみん:それ良いですね…!簡単だし…!我が家も「イライラしたら躍る」を一時期やっていました…笑。似てる!

ふたりにとって大切なことはどう決める?

たかし:大事なことは話し合う。最近開催できてないけど、家族で問題解決会議してます。子供が生まれて、検討事項が増えたのと、なるべく子供も参加させたくて。
ゆか:あと、お互いに得意分野がはっきりしていることは、意見は伝えた上で得意な方に任せるかな。
たかし:得意分野がはっきりしていないことは、例えば子供のこと。状況も刻々と変わるし、簡単に擦り合わない。大事なことを決めるための布石として、共感した考え方や記事をシェアしてるけど、大体読んでくれない笑。お互いに自分が考えていることは伝えていこうとはしている。伝えてから反応を見てまた考える。自分の考えを言える関係性でいられるのが良いね。
ゆか:今まで話題にならなかった事であっても、夫に意見はあるはずだから、聞いておこうと思ってますね。
ふーみん:ひとりで頑張る感じがなくていいですね。
ゆか:一人でやるの大変ですからね。どうせなら、夫巻き込んどこ、みたいな。

いまパートナーシップは何点?

たかし:70点。今に不満はないけど、未来への希望を込めて。
ゆか:75点。今の私達なら、この状態が上限。仕事が変わったり、家にいる時間が増えると点数もあがるかもだけど、今の環境だとこれが満点。
たかし:距離感がベッタリしてるわけじゃないし、干渉しないってわけじゃないし、適切な距離感を保ててる感じがするね。お互いストレスも不満もあるけど、許容できる範囲内で収まってるね。
ふーみん:これからは?
たかし:基本この延長線上で。
ゆか:私も延長線で良いけど、子供が巣立って、二人になるのも楽しみ。縁側に座ってお茶を飲む老夫婦が理想。ぽかぽかしながら、おしゃべりできたらいいな。子供が絡まない二人の時間も楽しみたい。

話しながら、笑いながら、お二人のパートナーシップを楽しく教えていただきました!

編集後記

こだわりと諦めとおしゃべりが、今回のキーワードでした。お互いのこだわりをそのまま受け止める。それを出来るように、良いバランスで諦める。それを支える日々のおしゃべり。もっともっとと多くを求めず、今の自分たちの満足を見つめている。肩肘張らず、戦わずに一緒にいるために、大切なことを教えてもらいました。おしゃべりがとても楽しかった…!素敵な時間をありがとうございました。

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ゆかさん&たかしさんご夫婦を紹介頂いた、きよっぽ&オトウのパートナーシップインタビュー
tanoraku.hatenadiary.com

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