たのぶろ/コーチングと森林浴と、ジェンダーと

自分を大切にするために、一歩踏み出すエッセンスをお届けしています。

その人すべてに焦点をあてる

こんにちは。

西岡史恵のコーチングセッションを継続的に受けていただいている皆さんへのメルマガを転載しています。

寒い日々が続いていますが、みなさんお元気ですか?
ここ数日忙しい日々が続いており、
今朝久しぶりにお散歩に行ってきました。

昨日まで雪が降っていたので、
木々から雨の雫のように、ポタッポタッと音がしていました。
家の中にいたら気付かない、急いで歩いていたら気づかなかったかも・・・とよぎりました。

何かに集中すると、ぎゅーっっと視野が狭くなりますね、
そんな時は、外に出て、音、匂い、感覚を使ってみましょう!



さて、今日も、私のコーチングの基礎となっている
コーアクティブ・コーチングの礎についてです。

関係や会話におけるコーアクティブな関わりの基礎となる信念(礎)が4つあります。
①人はもともと想像力と才知にあふれ、欠けるところのない存在である。
②その人すべてに焦点をあてる。
③今この瞬間から創る
④本質的な変化を呼び起こす

今日は、
②その人すべてに焦点をあてる。
についてお話しします。


私たちは、問題解決をしたい生き物です。
生活をする中で、もっと使いやすくあればいいな、
もっと簡単にできるといいな、とより良くするための解決策を探します。

また、誰かと会話している時や相談を受けている時も、
「何を解決したいんだろう?」「そのためにはこうすればいいのでは?」と言うことに意識が向きます。

日々より良く生きるため、仕事を効率よく進めるためには、
問題解決は必要で、大切なものです。



一方で、問題解決をすることが、
一番の解決策だとは思えない経験をしました。

前職で働いていた時、入社1-2年目の社員さんが、
仕事に馴染めず、成果が出ないと言う状態で、
私は人事として面談をしたりして関わっていました。

私は、話を聞きながら、成果を出すためにどうするといいかを考え、
こう言うことをやってみようとアドバイスをしていました。

数ヶ月関わっていても大きな変化は現れず、
最終的には、その社員さんにも、『話を聞いてくれるけど信用できない』と言われました。
(直接言われたわけではありませんし、意訳が入ってます。)


今考えると、その時の私の関わり方は、
その人自身に関わっているのではなく、
私の問題解決をするために、その人に関わっていたと思うんです。


その人が本当に何を望んでいるか、何に苦しんでいるか、わからないまま、
仕事で成果を出すことを望んでいると思い、
あれやこれや押し付けていたようにも思います。


問題を解決するのは本人で、
他者が関われることなんて、本当に少ないんだと言うことも思い知らされました。



この経験があったからこそ、
その時の自分とは違う関わり方を模索し、コーアクティブコーチングに出会いました。
三者として関わるために必要なあり方、スキル、考え方、言葉の使い方を身につけたいと思ったのです。

今は、問題解決に焦点を絞ることはせず、
今向き合っている人が、
何にワクワクしているのか、どんな未来を創りたいのか、
今どんなふうに世界を見ているのか、どんな感情を感じているのか、
心、頭、からだ、魂を含め、その人全てから発せられていることは何か
を見ています。


心からYESと言っているか?
頭で考えて、無難な選択をしていないか?
身体がNOと言っていないか?
魂は震えているか?



私たちの人生は繋がっています。
ある一つ小さなの決断が、
少しずつ積み重なったり、ドミノのようにスピードをあげたり、
いつの間にか大きな変化を及ぼしたり。


変化は仕事が変わる、住む場所が変わる、などの外的な変化が重要なのではなく、
意識を向ける方向が変わる、自分でそれをコントロールできるようなるという内的な変化が重要です。


そこにたどり着くために、
私はコーチとして、あなたのすべてに焦点を当てて関わります。



ぜひ、自分自身に問うてみてください。

心からYESと言っているか?

頭で考えて、無難な選択をしていないか?

身体がNOと言っていないか?

魂は震えているか?


何が出てくるでしょうか?
自分自身に大きく焦点を当てて、
自分自身を大切に関わっていきましょう。