連載インタビュー記事「教えて!となりのパートナーシップ」を始めます!
たのらくは、「楽しく働く・暮らす・育つ」ことを大切にしています。その一部である「パートナーとの関係」について取り上げていきます。
私は結婚してから、手探りで、パートナーとの関係を築いてきました。悩んだり、ぶつかったりもあるけど、相談出来る先が分からなかったり。「女は半歩下がって」「亭主元気で留守がいい」等の謎の格言は聞いたことがありますが、あまりオープンに語られてこなかったように感じます。パートナーとの在り方にはどんな形があるのか、どう高めあっていけるのかを知りたいと思うようになりました。
パートナーシップを高め、二人ともが心地良い状態であるためには、
・何が必要でしょうか?
・そもそも二人にとっての心地良い状態はどんなものでしょう?
インタビューを通じて、明らかにしていきたいと考えています。
「見たことがないものにはなれない」社会活動家マリアン・ライト・エデルマン
誰もが諦めずに、楽しく生きるために。
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今回は、しろたんをこよなく愛し、「今日のジャクソンさん」を描くちるえ&ジャクソンさんにパートナーシップについて伺ってきました。ちるえは、私の前職の後輩に当たります❤
「今日のジャクソンさん」から垣間見れる、二人の暖かなパートナーシップ、異なる文化で育ってきた二人がどのようにパートナーシップを高めているのかを知りたい!と思い、インタビューさせていただきました!
今日のジャクソンさんはこちらから!
インスタ→
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ツイッタ→
お二人のパートナーシップを高めているのは、
・大事なことは見える化!?
・イライラしているのは損!?
ということが見えてきました。ではでは、インタビューをお楽しみくださいませ。
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ーパートナー歴は?
ちるえ&ジャクソン:3年3ヶ月です。
ー最近パートナーを見て、いいな~と思ったことは?
ジャクソン:ちるえは、コロナになってから、オンラインで友達とたくさん連絡をとっているところがいいなと思っています。
ちるえ:ジャクソンは、フルリモートになってから私のお弁当をずーーーーっと作ってくれています。今日あんまり体調が良くなかったからか「お弁当作れなくて、ごめんなさい」と言ってくれて、ごめんていうほどお弁当のことを考えてくれて、作ってくれて、ありがとう…!!!
ーパートナーシップ曲線を書いてみてどうですか?
(人生曲線・モチベーション曲線のパートナー版です。緑がちるえ、赤がジャクソンさん)
ちるえ:書いてみて、二人の曲線がこんなに違うものか!と驚いてます…!
ジャクソン:私は最初は低かったんだけど、2019年3月頃①から半同棲をはじめて、話す時間が増えて、だんだん上がってきました。
ちるえ:私は最初は付き合い始めたけど、会う機会が少なくてジャクソンが考えていることが分からない、かつ自分が仕事もやめようとしていたタイミングで、ガーンと下がりました。「合わないから別れた方が良いんじゃない?」と伝えたら、「まぁまぁそんなに付き合って長くないし、沢山会話している訳じゃないから、まだ分からなくない?」って言われて、「うーん・・・まぁ確かに」と思い、別れるのは辞めました。会う時間を作るのは難しかったので、一緒に住むことにしました。その結果会話が増えて、少し上向きになっていきました。②
ジャクソン:その後ぐんと下がってる③のは、仕事の都合でまた一人で住むようになって、付き合い始めの状態に戻るのではと、不安になりました。結局、その後同棲して、上向きになり、その後はいい感じに緩やかにあがっています。
ちるえ:③でジャクソンが下がっていたことを初めて知りました…!その時、私は仕事が忙しくて、ジャクソンとの関係が唯一の砦で、二人の関係は平和だと思ってた笑。④のときは、周りの結婚や妊娠の話を聞き、自分の状況と照らし合わせて、気持ちがズーンとなりました。ジャクソンさんは私との未来を考えているのか?分からなかったのです…。そのことについて二人で話したことで、結婚することになりました。
ジャクソン:⑤でちょっと上がってるのも、同棲し始めて、関係性がよくなったからですね。
ふみえ:一緒に住む、そして話すということが、二人の満足度を上げてますね。
ちるえ:確かに話すことが大切かも、そして結構話してるかも。話し合いの仕組みとして、サミットしてます。
ーサミットってなに?
ちるえ:議題を決めて、ホワイトボードやiPadを使いながら、話します。直近だと、①子供はほしい?②どこに住みたい?③家を買いたい?っていうライフプラン的なものを5年スパンくらいで考えました。何歳くらいで何%くらい達成していたいか、を話しました。
ジャクソン:ホワイトボードやiPad使いながら、話してますね。一緒に住んでいなかった時はレストランやカフェでもそうやって話していたね。サミットはもう一年以上やってるかな。
ちるえ:そう、以前はご飯食べながらやってたけど、限界があって、理解できないことが沢山あったなぁ…それが満足度を下げてたのかも。だから、家だと良いです。私にとって、書くことが理解のプロセスになるので、絵を書きながら人の話を聴くことがよくあります。その延長で、始まったという感じです。
ふみえ:サミットはどういうきっかけで始まるの?
ちるえ:私が話したいこと・気になることがあって、始まることが多いです。アメリカ帰省の飛行機で話をしていて、将来どこに住むか?という私達の永遠のテーマを話したんですよね。
ジャクソン:普通に話すだけだと、収集つかないし、ちゃんと向き合って話したほうが良いから、サミットにしようと提案しました。サミットは定期開催ではなくて、強い思いのあるテーマがある時や、そろそろやらないと危なさそう!という時に開催してます。サミットという形にすることで、お互いどういう考えているかがわかるから、楽しいし、時間をたくさんとっても良いなと感じてます。
ちるえ:サミットで話そうとすると、筋立てて話そうとするから、リセットする感じがあるね。ぐちゃぐちゃした思考の中から、真っ白なホワイトボードに何を出していく感覚。あっこれが一番大事なところか、というのがわかって。あと、感情的なものも一旦脇におけるのがいいかな。
ー喧嘩する等、陥りやすいパターンってありますか?
ちるえ:バチバチに喧嘩することはないです。ジャクソンは全然怒らない。
ジャクソン:その瞬間はイライラすることもあるけど、大したことないから一旦脇に置いとくってことをします。あと、自分が悪い所がなかったかも見つめてみてます。
ちるえ&ふみえ:…!!!拍手
ちるえ:私はイライラすることも結構あるんですが、相手がこう考えていることがわかると落ち着きます。言語で理解したいって気持ちが強い。
直近は空き袋事件。空き袋が溜まってて、「捨てて」と伝えたら、「捨てようと努力してるのに、言わないで」って。「ごめんごめん」で済むと思ってたのに、急に頑に話を聞かないモードになって、なぜなの…!?ってなった。
ふみえ:喧嘩後はどう仲直りするの?
ちるえ:いつもジャクソンから「今話していい?」って言ってきてくれて、その喧嘩の内容について話すね。空き袋事件の時は、事件が起きて、30分後に「今話していい?」となり、30分話し合ったね。私とジャクソンがどういう発言をしたかを、LINEみたいに吹き出しに書いて、話し合った。確か…あんまり覚えてないけど。
ジャクソン:絵が助けになってて、話しやすくなる。ちるえの気持ちも理解しやすくなる。
ちるえ:絵も万能ではないですけどね。攻撃したいとか、自分の意見を押し付けたいから書いてるわけではないし、相手を押さえつける道具としては使いたくないなと思ってます。でも、今回絵を書いてた時、ジャクソンは「なんで書いてるの?」的な感じだった。
ジャクソン:そうだったっけ…?
ふみえ:話し合いをする時は、空中線にせずに、見える化することが素敵ですね。あと、喧嘩の詳細を二人ともあまり覚えてなくて、軽く捉えているところ。私達の場合だと、結構ネチネチしていて・・・。
ちるえ:確かにあんまり覚えてないね。イライラしてるときもあるけど、何でだったけ?イライラ損じゃん!!って思います。
ふみえ:…!!!私達の場合は、そのいらいらを正当化させようとしています。イライラ損っていう感覚がなかった…反省。
ー最後にこれからどんなパートナーシップを築いていきたい?
ちるえ:ジャクソンとは、恋人というか、友達の感覚が強くて、対等でありたいと常に思ってます。そして、対等だと思えてます。今後としては、お互いに言い合える関係でありたいので、もっと提案してほしい。自分が強くなりすぎちゃってるのかなという思いもあり、どうしたらジャクソンが言いやすくなるのかとずーっと考えてます。これからも考えるし、それを伝え続けます。
ジャクソン:以前よりは言うようになったよね…?!付き合うことの目的は幸せになることじゃなくて、人間として成長するためと言うのを以前本で読みました。ちるえがイライラして、それを伝えてくれたときも、自分の成長の良い機会になると捉えたい。自分を変えることをもっと意識していきたい。だから、ちるえにイライラしないでとか、もっとこうなってほしいと思ってるわけじゃないよ。
ちるえ:いや、もっと望んで…!
ジャクソン:二人のスタイルが違うことは理解しているから、別に変えてほしいところはないよ。
ちるえ:えっ…!私も違いは理解してるけど、変えてほしいところいっぱいあるよ…!
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<編集後記>
読んでいただき、ありがとうございます。
みなさんは、どこに驚きや発見が合ったでしょうか?
お二人のインタビューを聞いて、お二人が理解し合いたいと感じていることが伝わってきました。一番刺激を受けたのは、「イライラすること=損」と捉えていること。私達のパートナーシップには新たな概念で、時間はかかるかと思いますが、少しずつ取り入れられたら良いなぁと感じています。
これからもちるえ&ジャクソンさんを応援しています!
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