たのぶろ/コーチングと森林浴と、ジェンダーと

自分を大切にするために、一歩踏み出すエッセンスをお届けしています。

楽しく働きたい

夫です。今日の箱根はけっこうな雨が降っています。すでに梅雨入りしたのか雨がちな日々ですが、なんとなくこの気候にも体がチューニングされてきた気がします。雨の匂いが心地よく感じるようになってきました。

突然ですが、みなさんは働くのは好きですか?楽しいですか?
ぼくは好きで、楽しいです。深刻な問題を扱う時もありますが、やりがいがあります。数年前に地方公務員を辞めて独立した時も、それから複数の所属・仕事を並行している今も、「この仕事はおもしろそうだ」と直感できることを選んできました。
先日大きな膀胱癌が見つかり、どうやら治癒の見込みがないことがわかっている父に「何かやりたいことはある?」と聞いたら、「良い場所に空き店舗がいくつかあるから、小さなラーメン屋を出したい」と話していました。けっこう苦労もしてきたはずだけど、この人は働くのが好きなんだな・・・と不思議な気持ちになりました。

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父とぼくと娘たち

でも、世の中には、「働く」にまつわる「呪い」というか、「おかしな前提」みたいなものがあると常々思っています。

「働くことに楽しさとか幸せとか求めちゃダメだよ」
「社員・職員は組織の一部であって、個々人よりも組織の事情が優先されるもの」
「やりたくないことをがんばってやるのが、労働の対価というものだ」
「わたしはこんなにつらい思いをしている。だからあなたも自分の境遇を我慢するべきだ」
不本意な仕事をしていたとしても、それは選んだ人の自己責任」

いや、ぼくは娘たちにこんな仕事観をひとつも連鎖させたくないなぁ、と思います。
働くことは楽しいんだよ。パパもママも好きだから仕事をしているのであって、あなたたちの生活のためにがんばってやっているわけじゃないんだ。あなたたちも、好きで楽しい仕事に出会えるといいね。

働くこと、誰かの要望に何かの形で力になることは、本来は楽しみ・喜びだと信じています。
世の中の「おかしな前提」に違和感を持ちつつ、できることは小さなことだけど、楽しく働く人の輪を広げたいね、と夫婦で話しています。
だから、このブログは「たのぶろ 〜たのしくはたらく夫婦のブログ〜」というタイトルなのですね。今さらですけど・・・。